「吾輩は猫である」

名前はまだニャイ!

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久しぶりに奥の書棚から揺り起こして読んでみました。
ページは黄ばんでるし、ところどころページが落丁しかけています。奥付は昭和48年…やっぱり中学の時の文庫本。確か国語の副教材で渡されたんだったっけ。
今とは違って活字が小さいから老眼になった私の目にはちょっとツライですけど。(^^;

夏目漱石の初期の作品というのは読んでいて肩が張らないでいいです。特にこれは小説と言いながら半ばエッセイ的なところがあって、一応スジはあるんですが気が向いたところを開いて読んでも充分楽しめる。もちろん主人公は猫ですけど、猫についての話じゃなくて猫の目で人間世界を風刺しているんですけどね。

ところでこの「吾輩」、いったいどういう猫なのか?
ということについては不思議なことに誰も疑問を呈さないようで。もちろんシャム猫だとかチンチラだとかということはあり得ないんで日本猫であることは確かなんですが、果たしてその毛色は??
誰もこれについては書いてくれてないんで、ちょっと自分なりに推理してみました。

話の初めの方にこんな文言が
「…吾輩は波斯(ペルシャ)産の猫の如く黄を含める淡灰色に漆の如き斑入りの皮膚を有している」
この「ペルシャ産の猫」という言葉にはちょっと首をひねってしまうんですが、まさかペルシャ猫であるはずがない。「黄を含める淡灰色」と「漆の如き」というのがヒントでしょうが、後半の「漆の如き」は黒として残りは…?
「黄」と「淡灰色」だから三色で三毛だろうというのもヘン。第一三毛の場合一色は白だし、そもそも三毛猫は99%まで雌だから「吾輩」などというわけがない。作中には別にちゃんと「三毛子さん」という猫が出てきます。

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となると「黄を含める淡灰色」というのはひとつの色ということになるんですが、さてどんな色か?
サビ色か赤茶か…イメージできるのはそのあたりでしょうか。
で、「斑入り」という表現…黒のブチが入っている??
この猫↓の白が赤茶になったような???それもちょっと不自然なような。いることはいるかもしれないけど、そういう猫。

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で、辞書などを引いてみると「斑」というのは「ぶち」「まだら」。「虎斑」というのはトラ柄のことを指すそうですから縞模様も「まだら」の一種と考えていいはず。
ということは…キジトラもしくはサバトラというのが正解じゃないかと。

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こんな猫でしょうか?
これならイメージぴったりかと。
よくこの小説の挿絵に描かれている猫はなぜか二つ上と先頭に載せたような白黒ブチで描かれているのが多いんですが、それは間違いじゃないのかなぁ~?と。(^^;

ひさびさに通しで読んでみようかと思ってますが、この小さな活字はツライ。新しい文庫本買いなおして来ようかなぁ。

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この記事へのコメント

2015年11月09日 23:50
吾輩がどんな柄か、考えたことなかった。
その前に、全部を読んだこと無いけど…。

字を読む際、近視の私はメガネを外し、老眼の旦那はメガネをかけます。
スマホ老眼増えているそうですね。

2015年11月11日 22:15
猫ねこネコさん
最近、小さい字読むのツライです…。新聞もちょっと離して読むように。それでも老眼鏡作るのジジくさくてイヤなのでやせ我慢してますが。
遠近両用ってありますけど、あれって階段歩きするときなんか危ないって聞きますし。

「吾輩は猫」、独特の文体に慣れさえすれば通しで読んでもなかなか面白いですよ♪
2015年11月11日 23:56
遠近両用使っていますが、使いづらいです。
私は近視なので、近くは裸眼です。
度の違いを弱めにしました。
でも、下を向いていて、急に上を向いたり、横を向いたりするとき、焦点が合いにくいです。
運転する時バックに気を付けて(横を見るとくらくらする人もいる)とお店の人に言われました。
あまり、おすすめしません。
旦那は100均の老眼鏡です
2015年11月12日 22:14
猫ねこネコさん
う~~んやっぱり遠近両用はチョットこわそうですねぇ…。境目が死角だと聞きますし。
ご主人のように素直に老眼鏡持ってた方が賢いかもしれないなぁ。使う時って新聞や本読むときくらいですものね。自宅に置きっぱなしでいいんだし。
2015年11月16日 06:29
なんとなく三毛猫のイメージでした
生粋の日本猫で
こういうの読む時って、イメージ先行ですよね~
2015年11月16日 20:59
タフィー104さん
挿絵付きの本だと三毛猫だったりブチ猫だったりしますね。かなり以前ドラマ化されたことがあった記憶がありますが、あの時は毛色なんだったのかな?キジトラではなかったような…。だれかビデオで残してないかな?(^^;

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