冬の足音

昨日今日と朝はかなり気温が下がった関東。
昼日中になるとそこそこ暖かくはなるのですが…。一歩一歩冬に近づいていくのが体でわかります。
外猫たちにとってはつらい季節の始まりですね。空の毛もかなり冬毛に替わってきています。

画像


「夏と冬、どっちが好き?」
こんな質問をされたら貴方はどう答えますか?
何年か前にテレビでやっていたアンケート。その時の回答では「夏」38%、「冬」19%、「どっちも好き」16%、「どっちもきらい」25%…。これだけ毎年「猛暑・酷暑」と言われながらも夏のほうが好きだという人のほうが多いんですね。これはちょっと意外でした。

まあ、暑いのも寒いのもどっちもイヤなのは誰しも同じはずですが、もし二者択一であえてどちらかを選べと言われたら私は冬を選びます。真冬に生まれたせいか他の人よりは寒さには強いと自負してますが、その分夏にはテキメンに弱い。何より、寒いのは着込めばなんとかなるけど、暑いのはどうしようもない…。(^^;
もちろん空調の効いた屋内でずっと過ごすなら寒かろうが暑かろうが関係ないんですが、基本的に屋外に出ることのほうが多いし、暖房冷房問わず私は空調そのものが苦手。夏は扇風機、冬はコタツだけで過ごす人です。一応エアコンはありますが、稼働するのは年に10日あるかないか。(^^;

ただそれは私が人間だからだろうなぁ。猫たちはたぶん「二者択一なら夏だよ」と言いそうな気が。人間は着込む服を持ってはいるけれど、猫は毛皮だけ。夏は暑ければ日陰に逃げ込めばいいけれど、冬の寒さはいかに物陰に入っても容赦なく忍び寄ってくる。しかももともと血統的に寒さに弱い生き物。

画像


夏場に暑さにやられる外猫というのはほとんどいません(むしろ室内飼いのほうが熱中症のリスクが高いらしい)が、冬の寒さで命を落とす猫たちはいっぱいいます。
「猫島」と呼ばれる各地の島で、あれだけ猫がたくさんいて避妊去勢も思うように進んでいない環境なのに爆発的に猫が増えないのは、仔猫の8割か9割が冬を乗り切れずに死んでしまうからだと聞きます。特に冬場に降る雨は大敵で、冷たい雨風にさらされた仔猫は体温保持ができずに死んでしまうことがままあります。こればかりは親猫もどうしてあげることもできない。一説には猫や犬が一回の出産で4~5頭の子供を産むのはそうしたリスクを遺伝的に継承しているためだもいいます。5頭産めば1頭は生き残る…冷酷な方程式。程度の差こそあれこれは都会でも郊外でも同じでしょう。人の手助けを受けていない本当の「ノラ」の場合は特に。
そう考えると、雨風をしのげる家猫たちは本当に幸せだなぁ、と。
猫にとっての本当の「楽園」とは、やはり飼い主と一緒に過ごせる家の中なのかもしれません。でも、そういう猫は残念ながら世の中全体の猫のうちでは少数派なんですよね。

今日は11月3日。晴れの特異日だそうで。夜半までは小雨が落ちていましたが、今はきれいな青空が広がっています。今朝はまだ道がちょっと濡れた状態だったけれど、空とお散歩。

画像


「ねえ、ここの家、また誰もいないよ」
こらこら、勝手に塀に登っちゃダメだよ…。

ルートの途中にある、けっこう立派な構えの家。年配のご夫婦がおられた家ですが、一昨年ご主人が亡くなり残された奥様一人で今はお住いのはず。夏前までは私と空がここを通りかかると笑顔で挨拶してくれて、時々空にカリカリをくれた上品なご婦人でした。こうやって空が塀に登っても「あらあら、元気だねぇ~」と笑って見ていてくれたんですが、最近お姿をみかけません。

画像


「おばさん、どこに行っちゃったんだろうね」
以前、しばらく入院されていたことがありましたが、ひょっとするとまた…。
高齢者夫婦の世帯が多くなってきているのは我が町も同じ。子供たちとは同居していないケースがほとんどですからこうなると家は空き家同然になってしまいます。もちろん親族や近所の方に頼んで時折様子を見てもらうのでしょうが。

気が付けば、このあたりもかなり空き家が多い。と言って所有者が亡くなってしまったというわけではなくて長期入院中のケースがかなりあるという近所の方の話。言われてみれば、ここから遠く離れた猫通りでも家の半数は空き家でしたね。
少子化で高齢者世帯がますます増えていくという。もうそれは地方や過疎地だけの話ではなくて都市部でも現実の問題になりつつあります。自分も次第に年を重ねて高齢者の域に近づきつつある今、複雑な思いでこのこぎれいな家を眺めてしまいました。

公園で。まだ濡れた土の上を歩いてくる空。

画像


そのまま私の膝に前脚載せたりするものだから、ジーンズの膝にはたちまち砂付きの「梅の花模様」が。
こういう時は…「おやつ」のおねだりです。
実は先日来、公園で猫の「おやつ」(「ク●スピー・キッス」)をあげていたんです。広場だと他の猫の目があるからなかなかあげられない。(全部の猫にあげてたらたちまちなくなっちゃう!)
そうこうするうち、この場所に私が座るとおやつもらえるものだと思ってしまったみたいで。条件反射か?
「パブロフの犬」ならぬ「パブロフの猫」。

前脚を下ろして、空にしては?しおらしくお座りして上目遣い。
しょうがないなぁ、あげるか…と思ってポケットに手を入れたら、あれ???ない。確かに二袋くらいポケット入れたはずなのに…玄関の靴箱の上に置き忘れたかな??
「なにぃ~?忘れたぁ~?」

画像


そ~いう目つきで見ないで~!(^^;
ま、もうすぐお母さん来るからそれまでガマンしよ、ね、空。
「お母さんはカリカリしか持ってこないじゃん。オレはアレほしいの!」
納得できないようなカオしてる空。
こういう時は…ネコジャラシ、じゃダメだな。糸に五円玉くっつけてぶら下げて空の顏の前でユラユラ。

眠くなる~、あなたはだんだん眠くなる~~。(^^;

画像


ほぉ~らまぶたが閉じました~。もう開きませんよ~♪

画像


う~~ん、我ながら見事な催眠術。
…が効くはずもなく、すぐに空はお目目パッチリ。
そこへお母さんの自転車が通る音。救いの神光臨~。(^^;
広場に帰ろう、空。

画像


先日猫たちの寝床の毛布を新しいものに替えてくれたお母さん。
「そろそろ、あのネコハウスを持ってこようかしら」
きれいに洗って夏の間はしまっておいたそうです。
ここの猫たちにもつらい季節がもうすぐやってきますから…。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 16

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス ナイス ナイス
かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい かわいい

この記事へのコメント

2016年11月04日 22:22
こちらも人口は増えているのですが、生徒児童数は減ってきています。
年寄りばかりってことですね。
我が家も、姑が昨年の脳梗塞で逝ってしまっていたら、今回の舅の入院で空き家になってしまいます。
まだ隣だから手入れができますが、遠方だと大変です。
今後も空き家は増え続けるのでしょうね。
冬は苦手です。
暑いのも嫌いだけど、まだましかなぁ。
2016年11月05日 21:29
猫ねこネコさん
空き家問題は最近ニュースでも報じられるようになりましたが、身近に如実な形で目にするようになりましたね。昔と違って核家族化が進んでしまっていますから、今後は増えこそすれ減ることはないでしょう。国そのものが老いてしまっているのかなぁ。

この記事へのトラックバック