第九

今年もいよいよ残り10日を切りましたね。
昨日は毎年恒例のN響の第九に行って来ました。

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「いつ職人になったんだ?何建てるの?」
その「ダイク」じゃなくて…。(^^;
ベートーヴェンですよ、ベートーヴェン!
年末といったらこれでしょ。

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「ベントウベン?弁当なんかいらないからカリカリちょうだいよ」
ダメだこりゃ…。(^^;
ま、猫に音楽わかれって言う方がムリか。

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「バカにするな~!ヨーロッパ行けば俺たちの仲間で音楽家になった猫の話があるんだぞ。童話になってる」
ああ、「ブレーメンの音楽隊」ね。(^^;
でもあれって音楽家になったわけじゃ…。
それはともかく動画で「歌う猫」っていうの見た気がする。聴きようによっては歌に聞こえる、って程度だけど。
そうねぇ。空は比較的声高めだからテノールかな。モカちゃんはバリトンで…細い琴線みたいな声の愛ちゃんはソプラノ。で、チャーミーがアルト。
おお、猫広場の4匹で第九終楽章のソリスト四重唱できそうな。(^^;

最近はチケットもネット購入が一般的になりました。予約して引換証をプリントアウトしてコンビニで発券してもらうだけ。便利になりましたね。

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でもコンビニ発券のチケットって、なんだか薄っぺらでチープな感じがするのが…。
昔プレイガイドで購入してた頃はもっと高級感がありましたよね。まあ、目的は音楽を聴きに行くんだからチケットは手段に過ぎないんですが。でもなぁ~。

N響の「第九」コンサートは毎年この時期に四回開催されますが、今年はその初回に行くことに。この後三連休に各1回ずつあります。ただ今年は三連休はいろいろと用事があって。毎年連れ立ってこのコンサートに行っていた二人の友人は今年は23日の公演に行くそうで。だから今回は私一人。
仕事を終えてちょっと早めの夕食を取り、原宿に着いたのは18:00ちょっと過ぎ。

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開場18:00、開演19:00。
NHKホールそばの通りはケヤキ並木が美しいイルミネーションで飾られていました。

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「青の洞窟」。
一昨年目黒川沿いで行われたイルミネーションの再現です。もちろんイメージソースはイタリア・カプリ島の青の洞窟です。

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多くの人が写真を撮りながら歩いてましたね。これ目当てで来た人もたくさん。
その並木をちょっと歩いて右に折れるとNHKホールです。

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正面玄関を入ると毎年恒例になったシンボルフラッグとクリスマスツリー。

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今年はN響90周年の記念コンサートでもあります。

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クロークでコートを預け、軽く飲み物で喉を潤してから客席へ。客席内では撮影禁止なので写真は撮れません。早めに席についてプログラムを眺めて。

よく「なんでわざわざお金かけてコンサート行くの?CDで聴けば充分じゃん」なんて言う方がいます。
それは違う。クラシックに限らずジャズでもロックでもあるいはポップスでも演歌でも同じでしょうけど、生演奏とCDやDVDでは臨場感が全然違います。まず音響が段違い。特にオーケストラ演奏は。
そしてCDではどんな曲でも一つの「束」としてしか音が流れてこない。でも生演奏では各奏者の動きを見ながら一つ一つの楽器の音をつぶさに聴き取ることができます。CDではこれは絶対無理。たとえば終楽章フィナーレのトライアングル。CDで聴いてたらトライアングルが鳴ってることすら気づかないんじゃないでしょうか。

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プログラムを見ると、今年の声楽ソリストはテノール・バス・ソプラノ・メゾソプラノのカルテットになっています。第九終楽章のソリスト、一般的にはテノール・バリトン・ソプラノ・アルトという組み合わせが多いのですが、今年はバリトンの代わりにバス、アルトの代わりにメゾソプラノが配されています。男声はより重厚に女声はより繊細にという感じですね。

演奏が始まります。
1楽章の重厚なアレグロ、2楽章のスケルツォ、そして3楽章の牧歌的なアダージョ。
1楽章と2楽章、2楽章と3楽章の間には小休止がはさまりますが、3楽章からは切れ目なく終楽章に続きます。いきなりの不協和音によるファンファーレ。各楽章の主題が順に奏されていきますが、その都度このファンファーレで否定される。そして「歓喜の歌」の主題が流れていきますがこれもファンファーレで否定される。
それと同時にそれまで着席していたコーラス隊が一斉に立ち上がり、バスの重厚な男声が響きます。

O Freunde, nicht diese Töne !
Sondern laßt uns angenehmere
anstimmen und freudenvollere !

(ああ、友よ。そんな音ではだめなのだ!
もっとこころよく 喜びに満ちた歌を歌おう!)

バリトンよりも重厚なバスの独唱は風格を感じましたね。そして「歓喜の歌」の独唱から合唱へ。
四重唱、合唱と展開して最後はアップテンポのフィナーレへ。
演奏が終わった後いつまでも鳴りやまない拍手。
今回タクトを振ったのは89歳の御大、ブロムシュテット。今年からN響の桂冠指揮者となっています。昨年のヤルヴィによる「第九」とはまた違った味わいがありましたね。

演奏が終わり、満ち足りた気持ちで外へ。
再び「青い洞窟」をくぐって原宿の駅へ向かいます。

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年の暮れという感じがピンとこなかった12月半ばまで。でも毎年のことながら「第九」を聴くと「ああ、今年も終わりだなぁ」とようやく実感しますね。(^^;
明日は写真仲間との忘年会です。

ちなみに私が聴いた昨日の演奏会は大晦日のNHK・Eテレで20:00から録画放送されますよ。





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この記事へのコメント

2016年12月23日 23:46
コンサートにしろ演劇にしろ、その場で時間を共有する楽しみもあります
年末になると各地で演奏される「第九」これって日本だけでしょ?
ベートーヴェンも不思議がってるかもね
2016年12月24日 22:55
年末に第九…これ、終戦後から始まったそうです。日本だけですね、確かに。
私の友人で日本在住のドイツの方は「素晴らしい習慣だ!」と絶賛してましたが。(^^;

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