祝島

祝島は山口県の南東部、柳井港から船で1時間ほどの瀬戸内海の西の端近くに浮かぶハート型の島です。
古来より大和と九州あるいは大陸を結ぶ航路の中継寄港地であり、航海の安全をつかさどる神霊宿る地としてあがめられてきた島で、万葉集にもその名が出てきます。
今回の猫旅は、この祝島がスタートでした。

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柳井港9:30発の船に乗ると10:40に祝島着。
船は人だけでなく生活物資の輸送にも大切な役割を果たしています。船からは乗客が降りた後、食料品や生活物資が次々と下ろされます。

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この日は季節外れの暑さ。朝新山口の宿を出た時涼しかったので長袖のシャツを着ていたのですが、それを後悔するほど。空には雲がほとんどない快晴でした。

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宿に荷物を置かせてもらって散策へ。
祝島集落には、こんな独得の家並みが。

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石積みの練塀。石と土を積み重ねて漆喰で固めた祝島独得の塀で、江戸後期から作られ始めたと言われています。この塀に守られた家は冬は暖かく夏は涼しいと言われ、また造りが頑丈なため強い海風や台風などから家を守る役割も果たしています。

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瀬戸内の島々の多くに共通することですが、この島でも高齢化が進んでいて集落で出会う方はお年寄りがほとんど。漁業と農業が営まれていますが、その担い手のほとんどが65歳以上の高齢者。ただ、救いなのは近年Iターン定住によって少しずつ他県からの移住者が増え始めていることでしょうか。その多くがこの島の魅力に取りつかれて移り住んできた人たちだそうです。

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海岸線を行けば美しい澄んだ海。

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青い海を眺めながらのサイクリングは最高でした。

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しかし、ところどころにこんな文字が。

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そう、この島の対岸に当たる長島の四代地区に原子力発電所建設計画が進められていて、この島の人々はもう20年以上反対運動を続けています。原発はいらない…私もそう思います。
「安定したエネルギー供給のためには不可欠」「原発なしでは化石燃料消費が増えて温暖化が進む」そういう方もおられますが、果たしてそうでしょうか?無駄なことに使われている電気エネルギー、けっこう多いと思いません?そのうちの10%いや5%でも節約すれば原発の必要性などなくなるのです。そして多少の時間とコストをかけてもクリーンエネルギーへの転換を進めていったほうがいい。私はそう思います。

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港で吊るされていた柿。
暑い日だったけど、こういうのを見るとやっぱり秋なんだなぁ、と。

さて、そんな島の集落のそこここに猫たちがたむろしています。

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人懐っこい子が多かったです。こんな感じで。(^^;

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この日は暑かったせいもあって、日中はあまり日向には出て来てくれませんでした。あの練り塀と猫とのコラボを撮りたかったのですが皆日陰の通りに入ってしまって。この子だけが暑い中、けなげにモデルを務めてくれました。

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みんな日陰でダレてます。(^^;

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「え?明るいところに来い?この暑いのにムチャ言わないでよ~」
そうだよねぇ。(^^;
この日の気温、29℃まで上がりました。

夕方になると集落全体が西の山の日陰に入ります。すると猫たちの動きが活発に。

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路地を出て海べりに出てくる猫たちも。

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夕暮れが近づくと、昼間の暑さがウソのように涼しくなります。

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翌朝。
日の出前、港の灯台の灯を見つめる猫たち。

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やがて空と海が薄紅色に染まりはじめ…。

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陽が昇ります。

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この日は海岸線近くに雲があって、実際の日の出時刻よりも10分以上遅れて太陽が顔を出しました。

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一日で一番気温が下がる時間帯ですが、猫たちはなぜか申し合わせたように海辺に集まってきました。夜の間に冷えた体を太陽の光で温めようとしているのかもしれないですね。

朝日が道を、家を、猫を赤く染めて…

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また彼らの一日が始まります。

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この三匹は親子なのかな?茶トラの仔猫がずっと甘えっぱなしでしたが毛色が全然違う。

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やんちゃ盛りの仔猫には母猫もハラハラのようで…。

今回お世話になったのがこの民宿「くにひろ」。

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ハチワレ君が一匹いるのがわかりますか?
この宿の飼い猫ではありませんが、ご主人と女将さんがエサをあげて世話をしている「通い猫」です。
お二人とも明るく気さくな方で、すごくいい宿ですよ。
ちなみに夕食のお膳がこちら。とても美味しかったです!

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箸置きが猫なんですよね。(^^;

春には山桜が島を覆うという祝島。
またその時期に訪れてみたいな、と。

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次回は半年ぶりの青島の猫たちの様子を。

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この記事へのコメント

2017年10月18日 23:10
♪ こんばんわ
猫には優しい人が多そう
なんとなく理想なとこだけど
増えすぎるとかわいそうなことも
ありそうで複雑でもありますne☆
2017年10月19日 23:58
ここは縞々な子が多いの? たまたまでしょうか
地元で採れた食材の夕食、美味しでしょうね!

こんな素敵な風景に原発は似合いません、必要ありません!
大震災の後、しばらく原発止まってましたが、乗り越えてきたじゃないですか、やればできるのに安易な道を選ぶのですね。。。
2017年10月20日 12:33
猫ちゃんの様々な表情に驚きました。
島の方々も、大事にしてくれているのしょうね。漁で捕れた魚は美味しいでしょうね。
こんなにもきれいな場所を、原発にしないでほしいです。
お宿のご飯がとっても美味しそう!です。
2017年10月20日 21:12
アメネコさん
ここに限らず離島という環境では獣医さんが近傍にいませんので、避妊去勢はボランティアさんの手が入らないと難しいですね。
ただそれでも猫の数、さほど増えないんですよ。それだけ外猫が生きるということは厳しいんですよね。これは島も町も同じ。優しい人が見守っていてもエサをもらえても。次の冬をどれだけの仔猫が乗り越えられるか…。

マーシャの乳母やさん
そう、震災の後は原発なしで乗り切ったんですよね。電力が不足するなんて言われていたけど実際にはさほどのことはなく。
「使わなくてもいい電気」が普段いっぱい使われているということですよ。
言われてみれば、シマ柄猫多かったですね。きれいな三毛がいるということだったんですが今回は会えませんでした。

花はなさん
集落にはクルマも走ってはいますが、猫たちが道路の真ん中でたむろしていると、彼らがその場を離れるまでクルマのほうが待っています。クラクション慣らしたり声あげたりせず、ニコニコ笑って猫たちが離れるのを待っている運転手さん。(^^;
自然の美しいところは人の心も美しい、のでしょう。民宿くにひろさんのお食事はすごくおいしかったですよ~♪
2017年10月21日 01:09
こんばんは。
こんなステキな島があるんですね。対岸に原発計画!原発を反対している党も、本気で取り組んでほしいです。
人なつこい猫たち、人といい関係ができているのね。猫を管理するより、いっしょに暮そうね、という感じが伝わってきます。
2017年10月21日 12:22
毎日ばらいろさん
原発を造るお金があるなら、その分を自然エネルギーの活用に資金を投じたほうがよっぽど未来への投資になると思います。
原発建設、実際は必要不必要よりもさまざまな利権が絡んでいてやめられないというのが実情だそうですよ。造るだけ造っておいて「後は知らないよ~」…これまで何度も目にしてきたことが繰り返されてます。
祝島の方々、「猫も島の住民」という意識をお持ちですよ。あちこちの方が猫の面倒を見ています。

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