新雪に舞う

鶴居村滞在四日目。
前夜半から降り出した雪は夜が明けても降り続き、朝部屋の窓のカーテンを開けてみると外は真っ白に。
一晩で15~20cmは積もったでしょうか。一気に真冬の風景に変わっていました。

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こんなお天気ですから当然前夜の段階で早朝撮影は中止にしてのんびり朝寝坊。
レストランで朝食を取っていると、窓の外で宿のオーナーが除雪作業をしていました。(^^;

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前にも書きましたが、本来この釧路根室地方というのは北海道でも積雪の少ない地域で、真冬でもせいぜい20~30cm程度しか積もりません。12月のこの段階で15cmの積雪というのは珍しいですよね。例年ならこの時期の雪というのは降ったら数日後には消えてしまう程度の降り方で、本格的な雪は年明け前後にならないと降らないものなんですが…この冬は雪が多くなりそうな予感。

この日はセンサス=タンチョウの一斉生息数調査の日で地元の小学生が鶴居村の各地に分散してタンチョウの数を数えることになっています。この雪降りじゃ子供たち大変だなぁ・・・。

10時過ぎ。宿のオーナーの車で撮影散策に。
昨日見たフクロウのねぐらの洞の樹にも雪が積もっていました。

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夫婦の片方が見張りに出ていて残りの一羽は洞の中で休んでいるようでしたね。二羽揃った様子を見たかったですが…この雪降りだとフクロウも外に出ているのはツライので交代で見張りをしているんでしょうね。

昨日まではあちこちの畑で餌をあさっていたタンチョウたちもこの雪では畑では餌は取れないので給餌場に集まってきました。この時期の大雪にタンチョウたちも戸惑っている様子。

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予報では今日は夕方まで雪で、天候が回復するのは日が暮れてからということでしたが…。

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昼前に小やみになった雪は午後1時頃には完全に上がり、青空が広がりました。天気予報、外れましたね。(^^;

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お天気が回復してツルたちも嬉しいのかな?
まるでそれを喜ぶかのようにあちこちでダンスが始まりました。

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ねぐらの川でじっと雪が止むのをまっていたのであろう仲間たちも次々に飛来。

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見上げれば抜けるような青空。この空の色は12月のものじゃないです。1月・2月の厳冬期の色ですね。

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空を飛ぶタンチョウの羽が真下から見て真っ白に見えるのは雪が積もっている時だけ。地面に積もった雪が反射板の役割をして下から羽を照らしているからです。雪のない時期はもっと黒ずんで見えて「純白」には見えません。

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晩秋から冬へ。
一気に「冬の扉」が開くのを目の当たりにした一日でしたね。20cm近くの積雪。この後も数日おきに雪の予報が出ていますからたぶん今日の雪が「根雪」になるのでしょう。

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1月末にまた鶴居村を訪れます。
その時には給餌場には200羽を超すタンチョウが集まっているはず。
いよいよタンチョウ撮影メインシーズンの開幕。この冬も世界中からナチュラリストが集まってくることでしょう。

P.S.
私が定宿にしている鶴居村のホテルをご紹介しておきます。↓
季節問わず自然観察には絶好の拠点になりますよ。ガイドもしてくれます。(有料)
http://www.hotel-taito.co.jp/

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この記事へのコメント

2017年12月10日 22:23
タンチョウに雪、似合いますね。
あの雪の量を見るたび、北国には住みたくないなぁって思います。
2017年12月10日 22:29
♪ こんばんわ
2年前になるか・・・
東京も大雪がふって大変でした
その時はじめて雪国の人の
とても大変なことがわかりました
子供のころは雪がスキでしたし
大人になっても嬉しかった・・・
でも今は恐いにかわりましたne
タンチョウはスゴいne(笑) ☆
2017年12月11日 00:07
青空に真っ白い鶴が当たり前と思ってましたが、そっか、雪のおかげなんですね
これから、このような映像を見るときは「地面は真っ白なんだな」と想いを馳せることができます

定宿にされているホテル、こじんまりと可愛い建物ですね
2017年12月11日 01:23
なるほど~、雪の反射板ね。
お勉強になりました。子どもの頃、白い鳥のはずなのに、変だなぁ、と思って見上げていたことを思い出しましたよ。
目が覚めるような美しい写真ですね。
2017年12月11日 12:00
雪の中のタンチョウの美しさに、思わず
「わ~」と思い、次に
青空の中のタンチョウに、すごい!と感激しました。ありがとうございました。(^^♪
2017年12月11日 21:19
ひじっ子さん
タンチョウが一番輝く季節はやっぱり真冬ですね。雪の中で舞う姿が一番美しい。タンチョウの「白」は雪よりも白いと思います。
たまに行くからいいのかなぁ。(^^;
まあ住んでしまえば慣れるでしょうけど。

アメネコさん
2年前の雪はすごかったですよね。
こっちの雪って湿ってるから時間経つとベチャベチャになるんですよね。あれはイヤだな~。
雪を見るのは鶴居村だけでいいです。
東京で雪はあまり見たくないですね。(^^;

マーシャの乳母やさん
雪がない時はあそこまできれいな白は見えないですね。反射光があるということは同時に熱反射もあるということで、雪の照り返しってけっこう暑く感じることもあるんですよ。

毎日ばらいろさん
岡山後楽園のタンチョウ放鳥を見た方が同じことを仰います。雪ないですものね。
動物園なんかで見るタンチョウって「え?こんなに汚れてるの?」って思ってしまいますよね。
夏場の湿原で見るタンチョウもそうです。
でもタンチョウはきれい好きで常に羽の手入れをしています。だから冬場に輝くような白になるんですね。

花はなさん
この日の空の色は12月には珍しい深い青でした。前線通過直後で空気が洗い流された感じでしたね。1月・2月になると晴れた日の空は毎日こんな色です。「吸い込まれるような青」というのはこういう色かと。
2017年12月12日 19:23
こんばんは、草凪みかんさん\^^/。
躍動するタンチョウ達、雪景色日本は広~いです
雪の積もったフクロウ洞、映画のシ~ンのようです。
もう厳冬期の青空、今シ~ズンは厳ししそうですね。
2017年12月13日 22:18
お~ちゃんさん
今年は関東も寒くなるのが早かったですが、北海道も季節の進みが早いようですね。道東太平洋側で12月にこれだけ頻繁に雪が降るなんて。
寒い冬、というより雪の多い冬になりそうな気がしてます。

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