連写
前回の記事で摩利紫天さんからいただいたコメントの中で「スマホで撮る人たちは連写した中から良さげなの拾って…」ということが書かれていましたが、ちょっと興味を持って調べてみたら最近のスマホの連写能力ってスゴイものがありますね。
秒間最高40コマなんてのがあるそうで。
ちなみに今デジタル一眼レフの連写速度は最速機種で秒間16~20コマ程度。負けてるじゃん。(^^;
もっとも一眼レフがそこまで連写速度追求しないというのにはワケがあります。技術的には充分可能なんでしょうけど、あえてそこまでやらないんですよね。というのは…。
ひとつには連写速度にこだわるのは必ずしもイイとは限らないんですよ。
なぜというに、そればっかり極度に高めると他の機能を犠牲にすることになるからで。内蔵されているCPU(中枢演算装置)の能力は無限じゃありません。ひとつの機構を必要以上に高度化すればどこか他の機構にしわ寄せがくることになります。むしろ多くのカメラマンが重視するのは連写速度よりもAF合焦速度&精度ですから。ピント合わせるのに時間がかかるんじゃ、その後の連写速度がどんなに速くてもねぇ…。
どの機構もバランスが取れていて、そこそこハイレベルというのがいいカメラですね。
優れた連写速度を持っていたとしても、それはかなりカメラ自体に負荷をかける結果にもなりますから。
ついでに言えば、それぞれのカメラには最高連写速度とともに「連続撮影可能枚数」というのが設定されています。つまり連写をどのくらいの枚数続けられるか、というものです。
私が使っている機種はどちらも旧世代のものですが、それでも7DMarkⅡは最高秒間10コマで現在でも連写速度の点では上位に入る代物です。その一方で設定されている連続撮影可能枚数はJPEG(ラージ)で130枚。つまり最高速でも13秒間は撮影可能です。さてスマホの秒間40コマという内蔵カメラ…そこまでの体力があるかどうか。(^^;
というより、そんなに撮ったらそのスマホ、ソフトもネットもメチャメチャ遅くなると思います。いやその前に記憶容量がバーストするか…。
まあでも現実問題、そんな長い時間連写する人っていない…ですよね。(と思う)
もっとも私は撮影時にはJPEGで撮るということはしません。
RAW(ロウ)という画像生データのままで撮影します。JPEGというのは撮影時にすでに圧縮データとして処理される画像で、データ自体を軽くすることができ結果として一記憶媒体での撮影可能枚数が多くなるという利点があります。ただ、最初から圧縮された形ですから、言い方は悪いですが本来の映像素子の生データと比べると最初から劣化しているという面は否めません。つまりそれに画像調整を加えるとさらに劣化してしまうという弱点があります。
ですからほとんどのカメラマンはまずRAWで撮って、それを現像処理と画像調整をして用途に応じてTIFFなりJPEGなりにして「写真」にします。
ただRAWの場合画像データはJPEGとは比べ物にならないくらい重く(ファイルサイズは3~4倍)、当然連写した場合の連続撮影可能枚数は大幅に落ち込みます。7DMarkⅡの場合最高で24枚。つまり3秒持ちません。(^^;
で、連続撮影可能枚数に達したらどうなるかというと、液晶表示に「Busy」という文字が出てシャッターが一時的に押せなくなります。つまりCPUがデータ処理の限界に達してアップアップしてる状態。私たちは「考え中」状態と呼んでますが。(^^;
およそ2秒から3秒その状態が続いてしまうので、その間は撮影を中断せざるを得なくなります。
つまり連写機能の正しい使い方は、なんでもかんでも高速連写で撃ちっぱなしというのではなく、「ここぞ」という場面を捉えて0.5~1秒連写、いったん指を離してまたタイミングを見計らって0.5~1秒連写、ということを繰り返す感じでしょうか。そうなった時に求められるのは結局撮影者の観察眼なんですよね。
「撮っても仕方がないムダなコマ」というのはできるだけ作らない、という工夫です。
それは、もっと突き詰めれば「果たして連写する必要があるかどうか」を判断するということになってきます。
連写を使う場合、当然被写体は動きのある被写体ということになりますよね。
風景撮影や記念撮影なんかで連写を使うのはそれこそ「何考えとるんじゃ?」ということになりますが…。
ただ、動きのある被写体でもその速度と動きの方向によっては連写の必要はないものって多いです。
たとえば、SL。
峠を登るSLの時速はせいぜい20km/h程度。しかもそれをほぼ正面から撮るとなれば見かけの移動量はほとんどゼロに等しい。そんなものに連写をするというのは本来なら愚の骨頂です。
それでも連写をすることがあるのは…SLの場合、煙の表情が刻一刻変わることがあるからで。
それにしたって高速連写の必要はなく、私の場合連写をするにしても低速連写(秒間2~3コマ)しか使いません。
そうやって撮ったのが以下の写真。
これ、3コマ連写ですが、煙の形は微妙に変わってるけど機関車の位置はほとんど同じ。あまり連写の意味はありません。自分で撮っといて言うのもなんだけど。(^^;
俗にいう「金太郎あめ写真」が出来上がってしまいます。
SLの場合、煙の形を見て「あ、ここ!」と思った時に単発シャッターを押せば充分事足ります。
それでも撮影地に行くと機関銃掃射かと思うくらいに連写してる鉄さんの多いこと…。(・・;)
カードがいっぱいになって後で消すの大変なんだけどね…。
まあSLは煙があるからまだわかるけど、のろいディーゼルカーや路面電車の正面撮りで連写してる人がいたら…ハッキリ言ってアホですな。(^^;
鉄道撮影の場合、高速連写が必要になるのは速度の速い電車や新幹線。それも真横か斜め正面か、見かけの移動量が大きくなる場合でしょうね。それでもベストなシャッターポイントというのは限られるのでせいぜい0.5秒の連写で充分でしょう。
私たちの名だたる諸先輩たちはまだ「連写」機能なんてないカメラを使っていた頃、「ここ」という一点にピントを置いて(当時はオートフォーカスなんてなかったですからね。すべて自分の手でレンズを回してピントを合わせたんです)一発切りで作品を作ったものです。それでも今のハイテクカメラで作られたのと遜色ない、いやそれ以上の作品を。
いや、つい17年前までは私もそのやり方でした。
さてネイチャー撮影の場合。
野生動物、とりわけ鳥の撮影となると高速連写が欲しい時がありますね、確かに。
ただ、鳥の場合は鉄道のように動きが完全に予測できない。これがつらいところ。さらに複雑な動きをする場合が多くてピントを追うのも大変です。
一番代表的な例はタンチョウのダンスでしょうか。
鳥の撮影、飛び立ちやランディング(着地)というのは比較的撮影は容易です。というのは動く方向がほぼ予測できるから。
特にタンチョウの場合は的が大きいだけにわかりやすい。
あの長い首をまっすぐにしてゆっくりと前に倒し始めたら「離陸します」の合図です。あとはタイミングを計ればいいだけ。
だからタンチョウの飛び立ちというのは「絵」を作るのが簡単で、わざと飛び立つタンチョウを画面の端っこに置いて反対側に空間を作るというようなことをする余裕もあります。
下の写真がそう。
これ、もしタンチョウを画面の真ん中にもってきてしまったら平凡な作品になってしまったと思ってます。右側(タンチョウが飛ぶ方向)にあえて余白を作ったことで絵的には趣ができたと撮った本人は自画自賛してるんですが。(^^;
ただこの時気をつけなくてはいけないのはタンチョウの翼の角度。やはり高く上がっていて羽先もまっすぐピンとしてるほうが見た目は一番カッコイイ?ので、その瞬間を逃さないようにしなきゃなりません。ところが連写といえどもそのタイミングを外すことがあります。
タンチョウのような大型の鳥では翼のはばたきの速度は秒間に2~3回。つまり一番高い位置から翼を下に下ろしてまたもとの位置まで戻すまでに(秒間3回のはばたきとして)0.33秒。一番高い位置(ほぼ45°)がやはり一番見た目はきれいですから、その位置あたりにくるのは時間にしてわずか0.02~0.03秒程度でしょうか。
だからシャッター押すタイミングを間違えると前のコマは翼が下過ぎ、次のコマは翼は上に上がってるけど羽先が妙に下を向いてるなんてことになる。
ちなみに上の写真の一コマ前のカットがこれです。
ちょっと翼がペラーンと平らであまりカッコよくないですよね?(^^;
飛翔するタンチョウの場合、ある程度見慣れてくるとはばたきのタイミングを目で追うことが可能になります。そうなればあえて高速連写をする必要もないわけで。今の私なら単発シャッターでもそこそこ仕留められます。
はばたく姿を見ていて自分で「ウン・ウン・ウン」と頷きながらそれに合わせてシャッターを切ればいいわけで。
その際、タンチョウの羽が上に行ってからシャッターを押すのは遅い。
脳がそれを認識してからシャッターを押すという動作に移るまでどうしたってタイムラグが出ます。おおまかにいえばタンチョウの羽が下に下り切って上がり始めるあたりでシャッターを切ってちょうどいいくらいですね。
タイミング外すとこうなります。(^^;
ちょっとカッコ悪いでしょ?
まあ、人によってはこのほうがスキという方もおられるかもしれないですが。(^^;
ところがタンチョウというのは一羽で飛んでいくケースというのはあまり多くなくて、番や家族と言った複数羽単位で飛んでいくことがほとんどです。そうなると、その夫婦や家族のはばたきの羽の動きは全部揃ってる時もあればてんでんばらばらな時もあるわけで。
「お前ら、家族なら息を合わせろよ」と言いたくなることが。(^^;
これ、番になぜか成鳥が一羽くっついた三羽編隊。たぶん一羽が前々年生まれのこの番の子供なんでしょうね。
で、一瞬後はこれ。
やっぱり翼が下に向いてるとちょっとカッコワルイ気が。(^^;
まあ、三羽揃ってきれいに翼が上を向いてるというのはなかなかないですね。
前の写真のほうがいいかな~。
好みもありますが、先頭を行くツルが翼が上に上がっている方が絵になるような気がします。
ランディング(着地)の場合は飛び立ちに比べればラクです。
タンチョウに限らず鳥は着地寸前、ちょうど飛行機がフラップを下ろすような感じで同じ姿勢を一定時間保ちますから撮りやすいです。これも高速連写は要りませんね。
もっとも着地した後のはばたきを撮りたいというなら連写ですが。
一番難しいのは真横に遠距離で飛んでいるタンチョウを撮る場合。
遠距離で的が小さいのに加えて、羽ばたきのタイミングを取るのが難しい。しかも塒(ねぐら)帰りの夕空飛翔の場合は群れで飛んでいくので翼の角度がバラバラ。
こればかりは連写に頼ることになります。
下の三枚の写真は連写で撮ったものですが…
イメージ的にどれがいいかというと、やっぱり二枚目でしょうか。こうした横撮りの編隊飛行の場合、先頭のツルが翼を上げているほうが絵になります。三枚目は…どいつもコイツも中途半端。(^^;
もっとも編隊にこだわらず、一羽ないし二羽だけをクローズアップするならラクです。ピンも取りやすいし。
こうした連写の場合、気をつけなくてはいけないのがフォーカスポイントの中抜け。
SLなんかと違って生き物相手では「置きピン」というのはなかなかできませんから、どうしてもAFでピンを取ることになるんですが、的が小さくなる場合は気を付けないとフォーカスポイントが被写体を外すことがあります。特に背後が空の場合はいったん外してしまうとAFが迷って画面全体がボヤ~ンとなってしまい、もう同じ被写体にピンを合わせるのは至難の業。
さきほどの編隊飛行の場合は私は先頭を行くタンチョウにフォーカスポイントを合わせて追っていきます。
7DMarkⅡの場合、測距点は65カ所。もう一つの主力機、フルサイズの5DMarkⅢと違って有利なのはかなり画面端近くまで測距ポイントが設定されているということです(APSサイズなんだからアタリマエですが)、測距点選択は1点AF、ゾーンAF、領域拡大AF(1点+上下左右4点または1点+周囲8点)と選べるんですが、私は1点+上下左右4点の領域拡大AFを使いますね。多少被写体を追う速度がズレても対応できますから。
まあ飛翔の場合は飛ぶ方向がわかっていますからこの程度でいいんですが、ダンスとなるとそうはいきません。
そんな時は被写体追従特性という機能が便利ですね。
これはAIサーボというドライブにしたときに選択できるんですが、ゾーンAFあるいは領域拡大AFにして特性モード(6種類あります)を選択しておくと、被写体の動きに合わせて測距点がある程度追随して、場合によってはAFフレームが移動してくれるという機能です。
タンチョウの番のダンスというのは「ワルツ」と表現されるように輪を描いてくるくる回ることが多いので、夫婦の左右の位置が入れ替わったり、片方が飛び上がったりすることはしょっちゅうでなかなか1点AFでは追いきれません。
しかも始終首を上げ下げしているのでピンが中抜けしやすい。
以下の5枚の写真は一連写のうちのカット。
上の一連のカットはダンスの初めの方で動きも少ない状態でしたからまだラクチンですが、タンチョウのダンスってけっこう長い時間続きます。時には2~3分踊り続ける夫婦もいます。それを全部連写してたら、とてもじゃないけどカードもバッテリーももたない。ただでさえ零下の気温でバッテリーに負荷かかってるのに。
だから動きを見ながら「ここ」という時だけ短時間連写ということになります。その見定めは経験とカンですね。
それでも翼の角度が悪かったり片方が背中を向けちゃったりというカットが出てしまいますから、そういうのは撮影の合間合間に小まめに消去するようにしています。宿に帰ってからやろうとすると地獄の作業になるので…。
さらに言えば、これほどの激しい動きに対応するにはカメラを絶えず動かさねばなりませんが、給餌場であってもタンチョウとの距離はけっこう遠い。300~500mmという焦点距離でないと夫婦二羽だけの絵というのはなかなか撮れません。
ここに掲げた写真はすべて200-400mm超望遠ズームで撮ったもの。1.4倍のエクステンダを内蔵していますのでそれを下ろせば最大560mm。さらに本体がAPS機ですからフルサイズに比べると焦点距離は1.6倍になりますので最大で896mmになります。こうなるととてもじゃないけど手持ちでは無理。三脚につけることになりますが、三脚にレンズを据え付ける雲台も通常の3D雲台では追いきれないことが多いので、「ザハトラー」というビデオ用の雲台を使ってます。これ、雲台だけで13万円也。でもそれだけの価値はあります。
一度この雲台使うと他の雲台は使えないですね~。スムースだもの…。
スマホも今はかなり高倍率撮影できるようになりましたが、おそらく動いているものを追って撮るとなったら超望遠ではきついでしょうね。軽い分ホールドが安定しないから追いきれないだろうしブレは避けられないと思う…というのは、
連写が必要なケースを考えてみるとたとえば子供の運動会で徒競走シーンを撮るとか、あるいはスポーツ観戦での撮影と、比較的近距離・中距離。こういうケースだとスマホの高速連写は役立つでしょうね。一眼レフと遜色ないかもしれない。
ただ、遠距離にいる動きの激しい動物を超望遠で撮るとなると話が違ってきます。はっきり言ってスマホでは無理なんじゃないかな~。
ネイチャー撮影の場合、相手を警戒させないように遠距離で撮るのでどうしても超望遠使うことが多くなるんですが、その場合必要なのはカメラやレンズの適度な「重さ」。超望遠だとレンズの開口角が非常に狭いですから、ほんのちょっとレンズを上下左右に振っただけでファインダーがグンッ!と動いてしまうんですよ。あっという間に被写体がフレームアウトしてしまう。それを防ぐためにはレンズやカメラが適度に重くて動きを抑制してくれることが必要。加えて雲台もある程度「粘度」調整ができるものであることがベスト。普通の雲台だと動きが速すぎてしまう。
そのためにはビデオ用の雲台のほうがいいわけで…このザハトラーという雲台は4段階の粘度調節ができます。大枚はたいて買ったのはそれが理由。
スマホだとたぶん…遠距離での超望遠では被写体追いきれないでしょうね。軽すぎるから。あっという間に画角が動いてしまって。といってスマホを三脚につけるわけにはいかないでしょうし。(^^;
次の9枚も一連写。
この時もボツカットが同じくらい出てますので、それは消去してますが…。
とにかく連写というのは(特に高速連写は)当たり前の話ですがバッテリーを食います。
だから、やたらめったら使うものじゃないと私は思いますね。「いらないカット」を量産することにもなりますから。
そうしないためには…これはネイチャー撮影の基本ですが、写真撮影以前にタンチョウの動きをよく観察しておくこと。そうすると一連の動きのパターンというのがなんとなくわかってきます。
そうすればシャッターを押すべきタイミング、あるいは「ここはしばらく待とう」というタイミングがおぼろげながらわかってきます。給餌場で撮影をしているとタンチョウがちょっと動いただけで連写を始める人がいますが(特に某半島国家から来た方々は「そんなに撮ってどうすんの…カード何百枚持ってるの?」と言いたくなるほどひたすら連写しておられます)、それだとボツカットを量産することになります。
何事も「効率」は大事です。
考えてみれば、さっきもちょっと書いたけど昔は連写の効かない一発切りのカメラが主流。それでも昔の諸先輩は今の最新鋭機で撮った写真に引けを取らない作品を残してます。
だから連写にしてもAFにしてもあるいは露出にしても、カメラに頼り切りで撮ってるうちは写真というものは上達しないだろうな、と私的には思っています。
だから連写性能なんてあまりこだわることはないんですよ。
要は必要なのは撮る人間の観察眼です。それさえしっかりしてれば秒間2コマでも3コマでも、あるいは単発ワンショットでも写真はきっちり撮れます。
写真に限らず、いくら便利になったからって機械やシステムに頼りっきりというのはダメですね。
最近の鉄道、たとえば東京の近郊のJR。埼京線で異常が発生すると総合システムが近接している全路線に信号を発報して関係のない京浜東北線まで停めてしまったりします。「それが安全管理だ」っていう人もいるけど、そうかぁ??
昔の国鉄はしっかりマンパワーで安全運行・定時運転を守ってきたけど…ハイテク化されたとたんにそれが崩れたように思うのは私だけ?
何事も土壇場で頼りになるのは考える力を持った人間様です。
機械に頼って思考停止してしまったら、そこで終わり。
言い換えれば、そういう人は写真に限らず何事も上達できません。
だから、「連写」もその能力を妄信しちゃダメです。万能じゃないですから。
やはり写真の基本はじっくり「ONESHOT」でイッパツ切りです。
その基本ができていないといくら連写をしてもムダなカットを量産することになってしまいます。「ヘタなテッポも数撃ちゃ当たる」なんて考えてちゃダメ。それだといつまで経っても「ヘタなテッポ」のまんまで進歩しません。
連写機能だけじゃないけど、カメラについてるさまざまな機能はあくまで「道具」に過ぎず「必要な時だけ」使うようにするというスタンスを保たないと、写真の腕は上がりません。これは私だけでなく多くの仲間も言っていること。
TPOをしっかりと…これは何事でもそうですね。
で…猫は?
よほど馴れてる子でない限り連写してはいけません。ご自分の飼い猫なら問題ないでしょうが。
怖がってしまう…。
よく町で猫を撮影していると同好の人に出会うことがありますが、猫を見つけるや否や連写しまくってる人がいます。当然猫は逃げちゃう。
「なんで逃げちゃうんだよ~!」なんてボヤいている人を見ると…ああ、この人はブームにつられて写真撮ってるだけだな、と思いますよ。本当に猫が好きな人ならそんなことしないはずだから。
とあるブログで「野良猫を撮るにはとにかく連写です」なんて書いてる人がいたけど、そのブログ見て「ダメだこの人」と思いましたね。失礼ながらいい写真はほとんどない。猫の表情が引きつってるし、なによりも逃げようとしてる、あるいは逃げて走ってる写真を平気で載せてる。
見ていてかわいそうだった…。
猫は…写真撮る前にまず仲良くなること。時間かかってもいいから。
それが私の猫撮影の秘訣です。
この記事へのコメント
成程、タンチョウ
飛んでいるとき羽が上がっている
時の方が躍動感があっていいですねー
並んでいるときは尚更
岩合さんも時間かけて慣れてから
撮るといってましたー
デジカメの高速連写は使ってますが
スマホの連写は使ったことがないです(^^ゞ
スマホのカメラはついてるのは連写秒速20コマ
後3つカメラアプリ入れてますがどれも似たり寄ったり
デジカメは今よく使っているのは秒速40コマ
どの位録れるかやってみたら
カシャカシャ高速で音がしてましたが
3秒ぐらいで高速から低速になったのでしょうか
音が変わっちゃいました~~~~~
全部できっと100枚超え削除するのが大変だwwwww
鶴さんは連写モードではないんでしょうか?
飛んでいる姿なんかは連写だと思ってました。
動物とるときは連写が綺麗に撮れると聞きましたが
ヤッパ腕が悪いのかぶれることが多いですw
カメラが悪いんでしょうかねぇw
モカブーさんはヤッパ仲が悪いんでしょうか
うまく撮れないことが多いですよ~~~www
みかんさんの撮った飛び猫ちゃんはホントいいですね~~~
私はファンですよエッ( ̄ ̄ ̄ ̄^ ̄ ̄ ̄ ̄)ヘンw
好みの問題もあるでしょうから一概には言えませんが、やはり鳥の飛翔シーンというのは羽が上を向いているほうが絵的には颯爽とした感じがしません?
ただ複数で並んで飛んでると、揃ってないときが多いんですよね。(^^;
まあ、タンチョウに言わせると「オマエのモデルになるために飛んでるんじゃない!」と怒られそうですけど。(^^;
そうそう岩合さんも「まず猫と仲良くなること」って言ってますよね♪
みるくっちさん
連写続けて遅くなるというのは…たぶんCPUがヒイヒイ言ってるんじゃないかと。(^^;
まあ連写ってそんなに長く続けることないですものね、普通は。
タンチョウはダンスは連写を使いますね。
飛翔は単発だったり低速連写だったり…ケースバイケースで使い分けます。
自分の上を飛んでいくような場合は単発で充分ですね。
連写ってけっこう落とし穴多いんですよ。
連写の勢いに押される形で構えている手が動いてブレるというケース、けっこう多いです。自分では気づかないんですよね。焦点距離が長いと手振れ補正も限界がありますから。
みるくっちさんの撮るモカちゃん、すごくよく撮れてると思いますよ♪
大丈夫、充分な仲良しです。
ご主人の次に?(^^;
ちょうど昨日、姉とカメラの連写機能の話をしたところでした。
「ニコンのは遅いんだって」なんて言ってました。
動物の写真を撮ることが多いので、スマホの連写も
使ったことがありますが、結局画質が落ちるので
お客様に送る写真として選ばれることはほとんど無いですね。
鶴はやっぱり翼があがってるのが良いですね♪
素敵な写真です。
この跳び猫ちゃん、ホントナイスなショットですね。
私の目では追いつけないけどカメラの目はちゃんととらえてくれている訳ですからね。
まぁトンでもない動きをしてくれる時はアリャリャですけどね。
動画より足の動きなどがはっきりわかるのでヘェ~ということもしばしばです。
先日 夕陽を撮っていたら鳥の一群が横切っていきました。
慌てて連写モードにして次の群れを待っていましたが、夕陽にかかるように飛んでくれなくって・・・(;´д`)トホホ
ある意味、ニコンのほうが写真の本質のなんたるかを知ってると思いますね。キャノンはちょっと大衆迎合の気味があるから。(^^;
連写速度、毎秒10コマが20コマになったところで大勢に影響ない、ってほとんどの仲間が言ってます。「ボツカットを消す手間の方が大変だ」と。
スマホのカメラもかなり画質は向上してじていますが、やはりあちこち機構に無理を強いてるようで。使い勝手と柔軟性を考えたらまだまだ所詮「専従機」であるカメラの代用にするにはほど遠いです。
そう、ツルは翼が上を向いてないと…。(^^;
ひとつには翼が下を向いた瞬間って下から見ると翼が影で暗くなってしまうんですよね。タンチョウの翼はやっぱり純白でないと。
コマダムさん
フォーカスモードが色々ありますから、近距離で撮る際にはゾーンAFにすればいいんですが、それでもたま~にピンが抜けちゃうことがありますね。(^^;
そう、予想外の動きをされると…。
猫はそれ多いですよね、上下の動きが出るから。
夕陽と鳥…これは意外に「運」だよりですね。
「ヨシヨシ、そこまま来い!」と思っていても、急にスッと高度下げて林の陰にかかっちゃったり。
からかわれてるんじゃないかとカングリたくなることも。(^^;
でも鶴の飛翔やダンスは連写効果発揮ですね
羽が上向き・・・なる程その方が様になってます (^_-)-☆
ダンスの羽の位置、瞬間瞬間変わりますものね
ダンスの足元の雪煙もすごいです
猫の空中飛翔、これも連写の内の1枚でしょうか
ピースしてくれない被写体、連写機能は効果
大です。
良い場面も、動きよめないんで、撮りそこね
多数です。
皆ニャン、コンデジに手をやると、身構えま
すね。
今でもあるのかな?それともあいぽんのようなお高い機種だともしかしたら普通なのかな
ついでにスマホはシャッター音うるさいっす
自分もある程度大きさと重さのあるカメラに慣れてしまったので、小さくて軽いのは心もとなくてあきまへん
いやもうホント、フィルム使ってると1枚1枚のコストが馬鹿にならないんですよね
子供が自分の小遣いでフィルム買って現像・プリントするのって、中々の負担でしたよ
デジタルなら無駄撃ちしても金はかかりませんが、自分の場合そもそも連射機能があるカメラ、アナログ機では最後に使っていたやつだけなので、結局あまり馴染んでなかったしF1撮るわけじゃないし別にいいかなって感じです
それにJPEGとはいえでかいサイズで撮っているので、不要なものにストレージ使うのはアホくさいし、消すのも面倒臭いし
ついでに自分のコンデジはNikonなんですが、連写はダルくて使えねーってやつでした
確かにデジイチの連写の音ってでかいし、ちょっとぎょっとしますよね
はじめて聞いたの多分鉄系でだったと思いますが、うわーこういう音すんだってちょっと引きましたもん
あれでにゃんこ撮ったら驚くだろうからやめておこうってのが、自分や自分の周りの人間だったら普通だと思いますけど、基本連写ってなにをもってそういう考え方になったのかちょっと訊いてみたい気がしてきました
いやしかし、タンチョウのダンス綺麗ですね~
羽の透けてる感じとか、足元の雪が舞うのとか
あ、ザハトラーに貼ってある「みかんの」がラブリーでハマりました
おはようございます(^^)
素晴らしいタンチョウの舞いですね。
一度でいいから本物を見てみたいです。
夫サマが札幌にいる間に北海道に旅出来たら良いのですが、果たして夢は叶うかな・・・。
デジイチの機能は取説を読んでもいまいち理解できないのです。
背景をぼかして手前くっきりに撮りたくてもなかなかそう写らない。
同じカメラでも、背景がぼけてるのもあるし。
どこか触ったわけでもなくて・・・。これってお日様の加減かしら???などと思ったり。
草凪みかんさんは通称バズーカもお持ちなんですね。
家電屋さんでいろいろ見てくるんですが、すごいお値段(@@)
普通の主婦が持てる金額ではありません(><)
まー、何を優先順位にするかという話になりますが(^^;)
>写真の基本はじっくり「ONESHOT」でイッパツ切りです。
ワタシもファインダーを覗いて撮る派です。裸眼で見えないのでライブビューは使いません(^^;)
約20年前にEOSKISSのデジイチを買いました。丁度フィルムからSDカードに切り替わり頃。ポンとフィルムを入れるだけっていう商品。
それをハードオフに持って行ったら、たったの300円(@@)
ま~、ゴミに捨てるよりいいか・・・と思いましたが、今考えるとレンズだけ取っておけば良かったかしら???と思ったり。
でも、メーカーが違うと当然レンズと本体が合うわけ無いですよね???(笑)
いろんなところへ旅したいですが・・・。
プチ旅でも良いので、どこか遠くへ行きたいなぁ~♬
写真の基本はワンショットですね。
初めから連写に頼ると「本当に撮りたい瞬間」がどれなのかという目的を見失いかねません。
タンチョウのダンスはどうしても連写使うことが多いですね。
もっともワンショットで仕留めることもできなくはないですが…外す可能性も高い。(^^;
首を下げて羽根の陰に隠れちゃったりするんですよね。
飛び猫はワンショットです。
これは意外に簡単ですよ♪
おーちゃんさん
動きが予測できない被写体のばあいは連写は効果的ですね。
ただむしろ連写そのものよりもピントの追尾のほうが課題になってきますが…。
そういう時はゾーンAFを使うといいです。
ただ、ゾーンの中で一番近い位置にあるものにピントが合ってしまうので、遠近があるときは注意が必要ですね。
摩利紫天@analog-yaさん
そう、スマホのシャッター音ってけっこう大きいですよね。
あれ、調整できないのかな。一眼よりうるさいような気が。
一眼の場合はある程度「静音撮影」というのができます。
フィルム時代はどうしてもあとの現像代とかが気になってそうそう連写できませんでしたよね。あの頃も連写機能はあるにはあったけど…。デジタルになってコストがかからなくなったせいか、やたらめったら連写する人が増えたような。「デジになって写真の腕が落ちた」って言ってる人がいますが、そういうやり方してたらさもありなん、と。(^^;
大量連写すると後で消すの大変ですからね…全部保存するわけじゃなし。
必要最小限にしないと余計な作業が発生します。(^^;
あ、脚に貼ってあるシール、あれはオリジナルで作成したものです。
「みかん絵日記」のカットをイタダイてますけど。(^^;
詩音連音さん
札幌から釧路なら今は特急で行けますからね♪
朝一で出て昼前に着きますから、その足で鶴居行きのバスに乗れますよ。
タンチョウ見るには今が一番いい時期。あ~、行きたい!(^^;
背景をぼかして手前くっきり…ですか。
撮影条件にもよりますが、一般的には絞りを開放にしてやればいいのでは?
お持ちのレンズのF値が4なら、「絞り優先」モードにして絞りをf4にしてやればいいです。
花などを撮るときはこういうやり方が多いですね。
フルオート状態にするとカメラが撮影モードを選んでしまうのでちょっと光の条件が変わっただけで全然違う感じに撮れてしまうことがあります。
ライブビューはファインダーに慣れてると使いづらいですね。
というか撮影姿勢がぎごちなくなるんで私もほとんど使いません。
肩凝ります。(^^;
早くコロナが落ち着いてのんびり撮影に出られるようになるといいのですが…。
私も紫おんとメグを撮る時は連写で撮っています。連写で撮らないと動きがぶれてしまって。でも子猫の時から連写で撮ってるのでまったく気にせず遊んでいます。時たま連写で撮ってると動きがはっきり見えていいのが撮れたなと感じる時があります。
素晴らしいですね。
SLの写真は煙で確かに迫力感の違いがありますね。
丹頂鶴の躍動感も並べるとよくわかります。
空を飛ぶ三羽が同時に同じ羽位置に揃うとやっぱり違いが判ります。
スマホで静止しようとすると何故か震えてしまうのは年齢のためかしら(笑)
野鳥と鉄道撮影って、そういえば装備がけっこうダブりますね。
望遠系レンズ多用しますし。
仔猫の時からずっと慣れていれば連写使っても問題ないですね。
実は咲もそう。
ジャラシ遊びの時は連写で撮ることありますが全然平気です。
ただ、慣れ過ぎてときどきレンズ覗き込んだりすることがあるのが困るんですが。(^^;
SLの場合、煙も車体の一部と考えますね。
というか、煙の表情こそがSLの魅力でもありますから。
タンチョウの編隊が全部羽の角度が揃っていたら、スロットマシンで「777」出した気分になれますよ。(^^;
でもめったにありませんね~。
あ、スマホは私もなかなかうまくホールドできないです。
軽すぎるんですよね…。
「連写」って便利だけど どこか「逃げ」があるように思っちゃいます。
連写で撮ればどこかの瞬間撮れてるかも と思っちゃいますね。
でも経験や技術がないと連写に頼るしかないですけどね。
写真も「撮る人」が出ますよね。
鶴も話して仲良しになったら いろんなポーズ撮られてくれるんだろうな~
ムツゴロウさんが生き物写真撮ったらどんなのになるのかな~とふと思っちゃいました。
確かに仰る通りで、連写に頼るようになってしまうとそれは「逃げ」に近いものがあるかもしれないですね。それこそ「ヘタなテッポも数撃ちゃ当たる」式な。
昔連写機能なんかない時代は、どんなに動く被写体でもキッチリ撮っていた人、いっぱいいましたけど…。
やはり基本は一発切りです。
動物相手の写真というのは猫に限らず、まず相手の警戒心を起こさせないようにするのが大前提ですよね。野生動物の場合はなかなか仲良くなるというのも難しいですから遠距離から超望遠で撮ることが多いですが、猫や犬はじっくり時間を取ってお互いの心理間距離を縮めることから始めないと。
仲良くなれば本当にいい表情撮らせてくれますから。