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zoom RSS 新茶摘み

<<   作成日時 : 2017/05/05 16:40   >>

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♪夏も近づく八十八夜♪
♪野にも山にも若葉が茂る♪
♪あれに見えるは茶摘みじゃないか♪
♪あかねたすきに菅の笠♪

今日は立夏ですね。
暦の上では今日から夏。そう、ここに来て昼間は半袖でもいいような陽気になりました。でも昨日は北海道で30℃超えだったとか…それはチト異常かと。

さて昨日は大井川鐵道へ撮影に行ってまいりました。
ちょうど新茶摘み取りの季節。大井川鐵道沿線は日本有数の銘茶「川根茶」の産地です。今年も新茶の摘み取りが始まっています。大井川鐵道のSL撮影、四季通じて楽しめますが沿線が新茶のライトグリーンに覆われるこの時期が私は一年で一番好きですね。

山の上に登って一面の茶畑を見下ろして。黄緑のパッチワークのようになった中を汽車が煙を吐きながら走っていきます。

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ちなみに写真の手前の緑のモコモコも全部お茶の葉です。こんな山の上にまで茶畑があるんですよ。

木々の新緑も見事な時期。目に鮮やかな若葉の色。

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山道を歩けばそこここに藤の花が満開。

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お昼ごろにはちょっと汗ばむ陽気になりました。
柿の新緑と新茶の芽をモチーフに。気温が上がりすぎて煙が薄かったですね。(^^;

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ところで今年の川根、新茶の摘み取りは例年よりもちょっと遅めです。いつもの年なら早いところではGW前から摘み始めるのですが、今年は3月終わりから4月初めにかけての低温のせいで新芽の生育が遅く、ちょうど私が行った昨日あたりから摘み始めというところもありました。
幸い今年は遅霜が下りるということはなくここに来ての茶葉の生育は順調なようで、これからの一週間はどこの茶農家さんも大忙しになりそうです。
ちなみに「八十八夜」というのは今の暦で言うと5月2日ごろ。茶摘み真っ盛りな時期の代名詞になっていますが、それから見るとやはり今年は遅いのかな、と。

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さて茶摘みというと上の写真のように手で摘み取る光景をほとんどの方が想像されると思います。しかし実際にはそのような「手摘み」と簡易茶刈機を使った「機械摘み」の二種類があります。
もちろん本来は「手摘み」なのですが、どうしても人力だと一度に摘める量が限られるのと労力がかかるという点があって、ほとんどの茶農家では機械摘みも行っています。

では手摘みと機械摘み、どこが違うのか。
おおざっぱに言って、手摘みで摘むお茶のほうがより上質なお茶となります。それは繊細な手先の動きで丁寧に摘むという点以外に次のような大きな違いがあります。

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お茶の新芽というのは上の写真で見ておわかりの通り葉が互い違いに出ている(互生といいます)のですが、機械摘みの場合は新芽の先端から三枚目の葉までを一気に刈り取ります。これに対して手摘みでは上から二枚目までの葉を丁寧に摘み取ります(二葉摘み)。新芽というのは上にある方が柔らかいですから当然手摘みのほうが良質なお茶ができることになります。茶刈機では二葉摘みは難しいそうです。

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ですからどこの茶農家でも茶摘みの最初にはある程度手摘みを行い、それが文字通りの新茶となって工場に持ち込まれるわけです。ちなみにお茶の収穫というのは全国各地で行われていますが最大で年四回、一番茶から四番茶まで採るところがあります。5月初旬が一番茶、6月後半は二番茶、盛夏に三番茶というふうに。ただ、川根ではほとんどのところが二番茶までしか摘みません。そこはやはり「日本一」のお茶ですから…。

川根では急な山の斜面が茶畑になっているところも多く、日当たりのいい斜面はお茶の生育も早い。ただ、摘む方はかなり暑いですからこうやって反射材を使って暑さ対策している農家もあります。

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「手摘み」とは言っても、私たちが想像するほどのんびりゆっくり摘んでいるわけではありません。
左手でお茶の木を軽く押さえて、右手を使ってかなりな速さで二葉摘みをしていきます。まるで機械じゃないかと思うほど。(^^;

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片手に持ちきれなくなったところで籠の中に入れます。

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籠の中がある程度新芽でいっぱいになったら、その籠を持って行って畑の一隅に置いてある大きな麻の袋にまとめて入れます。それもいっぱいになったらその袋を担いで畑を下りて軽トラックの荷台へ。
下の写真の右上に軽トラが写ってますよね。

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ここは道路からすぐ上の茶畑なのでさほど大変ではないんですが、これが山の斜面の畑だとこの袋を持っての「芽運び」というのはかなりな重労働です。私も以前、お手伝いさせてもらったことがありますがすぐに音を上げました。(^^;

軽トラの荷台が袋である程度いっぱいになったら、茶工場に運びます。
どこの茶工場でもお茶のいい香りが漂い始めるのが5月の川根。
ちなみに雨が降ると茶摘みはしません。「雨葉」と言って湿った葉を摘んでしまうと品質がガクッと落ちます。それだけに天候が気になるのがこの時期の川根の茶農家。もし雨の日が続くようなことがあると新芽が育ちすぎてしまって柔らかさを失ってしまい、他の茶産地との競争に負けてしまいますから。

ここの茶農家さんは私が三十年以上前から撮影をきっかけに懇意にしていただいている方です。
この日もちょっと頼んでSLバックに「茶娘」モデルになっていただきました。

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「今日採れたお茶、後で送ってあげるけんね!」
毎年これが楽しみで♪
最高品質の川根茶、今年も我が家に届きます。

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シロツメクサの白い花が盛り。
この花が姿を隠すころには川根も「初夏」から「夏」に変わって山の緑も濃くなってきますね。
一日歩いてちょっと足が疲れたかな。
温泉に入って帰りましょうか。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
すっかり忘れていましたが、お茶摘みの季節ですね。
こちらはお茶の産地ではありませんが、子どもの頃は、家で飲む分は栽培から全ての工程を家でしていました。
庭で薪を炊いて大きな釜でお茶をいると、新茶の良い香り!
一年分をとても大きな徳利に保存したことを懐かしく思い出しました。
Myu&Reon
2017/05/05 22:57
10年以上前ですが、近くの公園で「お茶まつり」があるというので、試飲会やお茶の詰め放題でもあるかと期待していったら、、、、
農家さん向けのお祭りで出展しているのは業者さん(笑
肥料や農薬、いろんな機材、葉を刈る機械もトラクターのような大型から人が持つ小型まで、とても興味深くみてきましたね
お茶の産地を廻るお祭り、今年はどこでしょうね
マーシャの乳母や
2017/05/06 00:56
Myu&Reonさん
全工程をご自宅で…いいですね。
そう、お茶を煎るときのあの香り!本当に独特のものがあります。
日本茶の消費量、最近増えてきているようです。健康志向で注目もされているようですね。

マーシャの乳母やさん
狭山茶、八女茶、宇治茶…日本各地に茶産地がありますが、それぞれ独特の味わいがあるようです。川根茶はどちらかというと渋みが強いのが特徴ですね。
茶刈機は二人が両手で持つ小型のものが主流かな。あれ、けっこう重く感じるんですよね。
草凪みかん
2017/05/06 21:04

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